F3の車両やレース形式などの特徴
F3の車両やレース形式などの特徴
F3は、フォーミュラカーの最高峰とされるF1の登竜門GP2の下に位置するカテゴリーとして、イギリスや日本、ドイツ、フランスなど複数の国々で選手権が開催され、マカオGPなど統一レギュレーションによる世界戦も行われています。
又、各選手権のチャンピオンに対しては申請があれば、F1のスーパーライセンスが無条件で発行されています。
レース車両は、F1と同等の安全性を有するカーボンモノコック構造でほぼ同サイズですが、MUG-Kを搭載された事で最低車両重量が692kgに引き上げられたF1に対して550kgとかなり軽量な車両となっているので、F1に比べて非力な4気筒2000CCのパワーユニットでも最高速度が270kmとかなりスピーディーです。
F3に搭載される4気筒2000CCのパワーユニットは、吸気量を制限するリストリクターが装備された競技専用に設計されたパワーユニットであり、最高回転数が6500rpm前後に制限されいますが、ギア比やウイングのセッティングによっては最高速270kmも可能とされています
。又、約305㎞を1レースとするF1に対して、F3は60km〜110kmと非常に短く、1イベントで2〜3レース開催されています。