スポーツカーレースの最高峰F1の魅力と人気
スポーツカーレースの最高峰F1の魅力と人気
クルマの性能が大きく向上してきた背景の一つに、スポーツカーの存在があります。クルマが誕生して間もなくのころから、ヨーロッパを中心にレースが繰り広げられ、その過程において、クルマのエンジンやシャシーなどの基本性能が磨かれてきました。
アルファロメオやフェラーリなど、スポーツカーレースを通して世界的に知られるようななった自動車メーカーも多数存在しています。数あるスポーツカーレースの中でも、最も人気があるのがF1です。
世界のサーキットを転戦しながら、レースを繰り広げます。F1の魅力の一つは、ドライバーとコンストラクターの両方を応援することができることです。
セナやシューマッハのような天才的なドライバーたちに熱狂したり、マクラーレンホンダのような日本の自動車メーカーを応援したり、楽しみ方はいろいろです。レーシングマシーンは公道を走るクルマとはもちろん違います。
また公道ではレースのようなスピードを出すこともできません。しかし、このレースで培った様々な技術が市販のスポーツカーにも反映されていることを考えると、それだけでわくわくしてきます。
日本ではホンダがF1に参加しているメーカーとして有名ですが、欧州メーカーではルノーやベンツ、フェラーリなどが活躍しています。
スポーツカーの魅力とデザインについて
スポーツカーは魅力的なデザインであることが多いです。フェラーリやランボルギーニ、ポルシェのようなスーパーカーやスポーツカーだけを作っているメーカーのクルマは、4人乗ることを想定したファミリーカーとは全く違うデザインで圧倒されます。
速く走るためのデザインというのは、必然的にかっこいいと感じるスタイルになるのでしょう。その特徴は、まず空気抵抗を少なくするために車高が非常に低くなっていることです。
フェラーリなどは大人の腰の高さ程度ほどしかありません。そのために車内に乗りこむと、地面に座っているかのような感じで、地を這うような運転感覚になります。
ドアを横に開くと乗り降りがしにくいので、上に跳ね上がるガルウィングのドアが採用されることもあります。空気の流れを良くするために前後及びサイド部分にエアロパーツが装着されていることも多く、時代と共に人気のスタイルも違っています。
また、普通の乗用車のスタイルで4人乗りが可能な機能性を有しながら、高性能なスポーツ走行が可能なスポーツカーもあります。2人乗りのスポーツカーと比べるとおとなしいスタイルですが、それでも普通のセダンとは一線を画すオーラが漂っています。
フォーミュラカーレースの魅力と車両の特徴
フォーミュラカーレースに使用される現在のレースカーは、2シーターのプロトレーシングカーとは大きく異なり、シングルシーターのオープンコックピットとオープンホイルが特徴ですが、2014年の日本グランプリや2015年のトリッキー・トライアングルでの事故を教訓にF1のレース車両へのハロー式コックピット保護装置の導入が検討されています。
フォーミュラカーレースの最高峰のF1は、2015年シーズンにはGP2よりも遅いとF1ドライバーに揶揄されていましたが、今年はウルトラソフトの導入やパワーユニットの改良により昨年より2.5秒程度速くなり、2本ないし3本の排気管を搭載する事で迫力あるエンジンサウンドを実現しようとしています。
又、レースレギュレーションでは、ノックアウト方式の予選やレース中の無線制限の厳格化、供給されるドライタイヤのコンパウンドと種類の増加などの変更があり、昨年よりもドライバーの力量が問われる様になっています。
又、今年のF1は、昨年のメキシコに続き、アゼルバイジャンのバクーでの初開催が予定され、バクーのストリートサーキットはレース車両が走るにはコース幅が非常に狭い上に最速コースでありながら、スパ-フランコルシャンに次ぐ約6㎞と長い特殊なサーキットです。
ヨーロッパグランプリは、2016年シーズンで最も荒れるレースになると予想されています。